収益改善に役立つ統制指標の切り口

こんにちは 前田です！

　

◆第32回たたら祭り
お盆休みが終わったかたも多いのではないでしょうか。小生も、先週半ばからお休みをいただきました。夏は祭りの季節です。例年のことですが、小生の住む街、川口市では8月7日（土）〜8日（日）の2日間たたら祭りがありました。会場は、川口駅近くの市役所周辺とオートレース場です

　　　第32回たたら祭り　2010年8月7〜8日
◆たたらとは

「たたら」は、製鉄のときに風を送る「ふいご」の意味です。この「たたらを踏む」作業は、かなりの重労働だったといいます。その辛さを紛らわすため「たたら節（歌）」が歌い始められたそうです

　　　　メインステージ　フラダンス
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バザールステージ

◆川口はマンション族の多い町

昔から川口は鋳物の町として知られてきました。30年ほど前までは、川口駅に降りると鋳物の臭いが立ちこめていたものですが、今その面影はほとんどありません。鋳物工場も激減しています。その工場跡地がマンションに変わり、県内で一番マンション住まい住民の多さとなっているようです
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バザールコーナー

◆祭り参加者20万人

今回は、たたら祭りの本祭り会場、オートレース場の様子紹介です。祭り期間中に訪れる人は、20万人にのぼると言われています。お祭りの雰囲気を幾分でも味わっていただけましたら幸いです　（=＾＾=）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バザールステージ

◆雨対策必須

この時期は、夕立に遭遇することたびたびです。8月8日の日曜日、スポーツクラブで2700m泳いだあと、片道15分くらいの距離を自転車で行ったのですが、夕方5時過ぎから案の定、雨がこぼれてきました。傘を差すほどではなかったのが幸いです。もちろん、雨には万全の対策で望んでいます　（＾ｏ＾）

　

◆安いところ狙いの昼飯
泳いで0.8kg、体重が減少。やや遅い昼飯を、製麺機による打ち立てのざるそば（会場で実演しています。300円）、焼トウモロコシ（200円〜）、焼き鳥（1本100円くらい）とビール（生中で350円から）で済ませ、会場内を散策しました。括弧内の値段で〜と書いたのは、屋台により5割以上の値段差があるためです。あとは、掲載写真を撮りながら、楽しんで来ました　（●^o^●）

　

写真はメルマガWebサイトでご覧いただけますようお願いいたします　m(_ _)m

小生自身、セミナー（講習会）、講演会、顧客企業での社内教育などをおこなうこ
とがあります。最近は手段の多様化が進み、セミナーも会場セミナー、Ｗｅｂセミ

ナー、オンデマンドセミナー、ＤＶＤセミナーなど見られるようになりました。内
容は次のとおりです

　

　

◆セミナーの実施形態

　

・会場セミナー：参加者を会場に集めておこなうセミナー
・Ｗｅｂセミナー：オンラインリアルタイムで中継するセミナー

・オンデマンドセミナー：録画したセミナーシリーズを任意に見られるセミナー
・ＤＶＤセミナー：ＤＶＤに収録したセミナーを任意のときに見られるセミナー

　

　

◆不評だったテレビ会議による教育

　

会場セミナーを、別な場所にテレビ会議で中継することもあります。以前、大手化
粧品メーカーで、在庫管理の教育をテレビ会議で実施しました。主会場以外に、全

国約10箇所をテレビ会議方式で結んだわけです

　

不評でした　ｍ（＿　＿）ｍ
顔の表情が見えにくいテレビ会議システムでは、教育が困難なことを痛感していま

す。受講者が理解しているのか読み取れないため、話す小生のほうもストレスが大
きくなったのです　（＞.＜）

　

いずれは、通信回線や技術の進歩で、会場開催と同様にやれるようになるのでしょ
うが、教育はその場に一緒にいるような対面式でやらないと難しいと痛感していま

す　（＾o＾）

　

当然のことですが、セミナー、講演会も何らかの目的があっておこなうわけです。
今回は、企業内の社員教育を目的としました。教育内容の前に、階層別役割と部門

別役割の確認が必要です

　

　

◆企業内の階層別役割

　

企業内では、階層を分けて捉えることが重要です。会社組織の階層別役割を、３つ
に区分します。小規模な企業では、必ずしもこのような階層に分かれていない場合

もありますが、機能的に見ると役割を兼ねることが多いものです。以下の説明は、
No.18から再録しています

　

・経営層の役割
　利益創出機能であり、現状の経営資源を生かし切る全社最適追求が役割です。

　一般的には常務クラス以上の役員、ＳＣＭ部門および経営企画部門の上層管理者
　を指しています

　

・事業管理層の役割
　売上改善・改革機能であり、所管事業の経営資源を活用した売上高・利益率向上

　を図る管掌事業部門・最適追求が役割です。一般的には、執行役員、事業部門
　長、取締役部長、取締役、ＳＣＭ部門および経営企画部門の管理層が該当します

　

・部門管理層以下の役割
　コスト効率向上機能であり、品切れ防止、少ない資源で処理量増やす、時間当た

　り業務処理量を増やすなどの部門最適追究が役割です。一般的には、部課長等の
　部門長以下のすべての階層が対象となります

　

企業内には階層別の役割がありますから、その階層に位置するかたも同様の役割を
おこなうはずと期待するのは大きな間違いです。稀ですが、係長クラスのかたでも

経営層の役割に近い発想と発言をされるかたもおります（＾0＾）

　

逆に、取締役なのに部門長以下の発言と実質的な役割しか演じていない場合も現に
見られます。意外に多いのですが、企業にとっては不幸としか言いようがありませ

ん（_ _）

　

これらケースには、個々の対応策が別途必要です。これはこれで問題ですが、今回
の主題ではありませんので、とくには触れません　m(_ _)m

　

　

◆部門別役割

　

階層別役割以外に、企業内では部門別役割があります。メーカー設計部門の役割を
例に採りあげましょう

　

Ａ社設計部門の基本業務は、図面を生産側に引き渡すことです。業務分掌上も同様
のことがうたわれています。しかし、設計本来の役割は、図面を書いて役割が終わ

るわけではありません。たとえ、業務分掌上の役割を果たしていてもです

　

設計本来の目的は、お客さまに効用と満足を味わっていただくことにあります。技
術や生産も、最終的な目的は同様です。言い換えるなら、企業はお客さまに効用と

満足を味わっていただき、事業目的実現に必要な役割を各部門で分担しています。
この役割が、私どもの定義でもある基本業務（あるいは収益構造）です

　

社内教育では、事業の目的理解と階層別・部門別役割を明確にすることが欠かせま
せん。同時に、企業の真のお客さまを知ることです。製品を直接買っていただいて

いる得意先だけが、顧客とは限りません

　

たとえば、乳製品メーカーの例を挙げます。当メーカーの直接販売先の一つが量販
店です。乳製品の最終顧客は、私ども消費者になります。メーカーの直接販売先は

量販店ですが、消費者は最終顧客です。メーカー営業から見た、消費者はどんな位
置づけになるのでしょうか。やはり、顧客に違いありません。最終顧客の支持なし

には、拡販とならないのは明らかです。この件は、あとで教育メニューに反映され
ます　（＝＾＾＝）

　

　

◆縦と横の役割

　

会社組織の階層別役割を縦としたら、部門別役割は横になります。これに、もう一
つの要素が欠かせません。時間の流れです。現役割の質向上を狙うのか、あるいは

将来必要な役割実現のためにおこなうのか明確にします

　

たとえば、学校出たての新人が営業に配属されたとしましょう。必要な企業内教育
の内容は自ずと決まってきます。狙いは、営業のプロ養成が狙いです。たとえば、

初歩的な項目の一部を例示します

　

・社会人としての意識改革
・自社の基本知識

・ビジネスマナーの基本
・コミュニケーションのとり方

・売れるしくみを作るマーケティングとは
・営業活動とは

・営業の有効な時間の使い方
・プロダクトアウトからマーケットインへの行動変革

　

　

◆企業内教育とは

　

小生は次のとおり考えます　（＾-＾）

　

企業内教育とは、事業目的と顧客を正しく理解し、本来必要な階層別・部門別役割に不可欠な知識・技術を体得することです。さらに、現状の質向上を狙うのか、将来のために一つ上の役割、あるいは別な部門別役割を狙うのかもはっきりすることが欠かせません　（＾０＿０＾）ナルホド

　

したがって、この関係をマトリックスで表わすことが可能です。横軸に階層別役割
を、縦軸に部門別役割を採り、交点に必要な教育を明記します。教育と言っても、

職務の遂行をとおしておこなうＯＪＴ、職場を離れておこなうＯＦＦ-ＪＴ（和製英
語）を含め、その内容もさまざまです。たとえば、セミナー、訓練、教育機関への

派遣などもあります

　

次に挙げたのが、企業内教育の進めかた例です

　

　

◆メーカー企業内教育の進めかた例

　

1.教育の目的明示
　ex.営業力強化（定量的な目標と期限設定を推奨）

　

2.受講対象者の選定
　ex.営業部門の管理者（部課長クラス）、研修メニュー上必要なかた

　

3.研修期間、アウトプットの設定
　ex.1年間、中計達成への青写真作成

　

4.推進体制の設定
　ex.推進事務局の設置、研修日程、講師、報告先・頻度設定

　

5.研修メニューの立案
　ex.

　・事業目的・事業定義の確認
　・顧客の定義確認

　・製品定義
　・最終需要家としての顧客から見た製品、価格、量、機能保証の位置づけ

　　機能保証とはカタログ、取扱説明書を含む。マーケットから見た実態。
　　安定供給の対応策（顧客サービス向上の視点。納期、コストなど）

　・事業別ビジネスモデルの確認
　・事業収益源の定量化（収益源マップ活用）

　・生産品目体系の視覚化
　　生産品種別・調達先の明確化

　・競合先の情報（収益源マップの区分と合わせる）
　・収益力強化策の立案

　

メニューを見ていただいて分かるとおり、営業だけ知っているかたでは、営業の教
育はできません。メーカーの事業目的を実現するため、社内の部門で役割分担して

いるからです。一部門の最適解ではなく、全社最適の立場から行動することが不可
欠なことは言うまでもありません

　

全社最適の姿を知ることにより、営業の役割強化につながると信じています。平た
く言えば、生産方法・日程計画立案のしかたを知り、どのように受注したら生産性

を高め、且つ一番儲かるのか把握することが不可欠です。その意味で、最終的な狙
いを営業力強化としても、研修対象者は営業・生産・物流・開発のライン部門が加

わることが有効と考えます　(∩_∩)

お盆休み初日8月11日（水）、千葉県いすみ市の大原漁港まで行ってきました。8月3日に解禁されたイセエビを食べるためです。台風4号の影響か、変な天気でした。青空が見えているのに、時々雨が降ってきます。大原漁港の漁協直営店「いさばや」でお昼を食べている間には、一時横なぐりの雨となってしまいました。おかげさまで、雨がやむまでゆっくり食事を楽しむことができた次第です　（=＾＾=）

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大原漁港　いさばや
それにしても、今年は台風が少ないですね　（＾ｏ＾）

台風4号は、8月13日、岩手県沖に抜け温帯低気圧に変わりました。今日8月14日現在、新しい台風は発生していません。来るものが来ないと、水不足の可能性も出てくるのではないでしょうか。災害が発生しない程度に、雨も降って欲しいものです　（＾−＾）

　

大原漁港に着いたときは、イワシの水揚げの真っ最中でした。漁船から、大型トラックの荷台一杯に積まれています。漁港内の水槽をのぞき込んだら、50cm以上もあろうかと思われるヒラメがいっぱいいました。この刺身も美味しいんですよね　（＾−＾）

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　黒アワビとハマグリ
大原漁港は、ＪＲ外房線、大原駅から1.5km弱、ゆっくり歩いても20分程です。駅前にはタクシーが客待ちしていますが、歩いていきました。外房いすみ市の沖は黒潮が洗い、「器械根」という広大なイセエビ漁場が広がっています。この昆布を食べて大きくなるため、大原産イセエビは、身が赤く甘くなるそうです。大原漁港は、日本一のイセエビ水揚げ量を誇っています

　

食べ方ですが、水槽の前で品定めし、選んだものを調理してくれるんです。まだ、大きなものは少なく、600gくらいが一番大きいほうでした。イセエビは100g、100円です。これは、田舎の兄に送りました。小生が一人で食べた分は、次のとおりです　（=＾＾=）

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　献立　＼（◎ｏ◎）／！
　イセエビ　刺身（￥2500）

　イセエビのみそ汁（￥200）
　ライス（￥200）

　黒アワビ　バター焼（￥3200）
　ハマグリ（2個　＠400　計￥800）

　めかぶ、キウリお新香（無料）
　計　￥6900

　

美味しかったですね　（●^o^●）
メルマガWebサイトでは、食べ始める前の美味しい写真を掲載しています

　

最後までお読みいただきありがとうございます　m(_ _)m
それでは、次回またお会いしましょう　(^.^/)))~~~bye!!