収益改善に役立つ統制指標の切り口

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 収益改善に役立つ統制指標の切り口 【現役 経営コンサルタントの裏情報!】
 発行 2011/08/15 No.115

 

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【目次】

1.円高とグローバル化

まえがき

こんにちは 前田です!

 

冒頭に申し上げますが、来週8月22日はお盆休み明けのため休刊します m(_ _)m

 

No.112・113に引き続き、草津温泉の写真を紹介します。7月16日、立ち寄り湯巡りを目的に、日帰りで草津温泉に行ってきました。最初の写真は、千代の湯です。湯畑の下にある湯壺を背に下って約50m先左側、旅館松村屋の向かい側にあります。源泉は湯畑です。向かって、右側が男湯、左側が女湯になっています。写真右の、手水鉢(ちょうずばち)を使っている女性は、ちょうど温泉から出てこられたばかりです。小生も、あとで冷たくて美味しいお水を賞味しています。お昼ちょうどくらいの時間のせいか、小生一人で入浴させていただきました。料金は無料です m(_ _)m

 

千代の湯

            草津温泉 千代の湯 7月16日

 

続いて湯船の写真です。写真の背の方向には、脱衣場があります。極端に熱くなく、これぞ草津温泉と言える感じです。お湯に浸かっている時間はわずかでした。お風呂の管理は行き届いています。あとから入ってくるかたが、不快な思いをしないよう気を付けて上がりました。だいぶお腹も空いてきましたので、昼食を予定している大滝の湯に向かいます  (^^)♂♂

 

千代の湯

               千代の湯

 

                草津バスターミナル 足湯 7月16日
足湯

次は、バスの出発を待つあいだに浸かった、草津バスターミナルの入口にある足湯です。なかなか風情のある形ですが、2010年12月24日にオープンしたばかりとのこと

 

 

 

                   草津バスターミナル 足湯
足湯熱かったです。最初は、足を入れていられず、2〜3度慣らしてから浸かりました。慣れたら、心地よさを味わうことができます。バス待ちのお客さまが入れ替わり、立ち替わり入ってきました (=^^=)

                      饅頭塚
饅頭塚最後の写真は、田島屋の道路に面した店頭横のスナップです。饅頭塚もあります。写真のとおり、後ろの看板には、歩み入る者に安らぎを… 去りゆく人にしあわせを…(草津町民憲章)田島屋と書かれています。草津バスターミナルの足湯から湯畑方向に交差点を渡ったすぐ右手にあります。ここは、旅館もやっており朝食付きで1泊6千円台で泊まれるようです (^0_0^)ナルホド

1.円高とグローバル化

お盆真っ盛りで、夏休みのかたも多いのではないかと思います。小生も夏休みなの
ですが、休刊の予告をし忘れたため発行することにしました。内容は、前回No.114

で紹介したグローバル化対応の円高局面からの補足です (^v^)

 

 

◆超円高の傾向

 

円高が進んでいます。先日の新聞紙面でも、国内製造業の海外移転や中小企業の円
高倒産が進むだろうとの見解も示されていました。8月12日(金)、ニューヨーク市

場の終値(おわりね)は、対ドル76円75銭です。ちょうど1年前の8月12日の終値は、
対ドル85円88銭でした。この1年で約12%の円高ドル安です。為替動向は先行き不透

明ですが、傾向は円高がまだ進む状況にあると考えられます

 

 

◆コスト競争力強化と差別化がキー

 

円高が進むと、輸出主体のメーカーや海外製品と国内で競合するメーカーは、コス
ト競争力がその分落ちてきます。対策は、コスト競争力を高めるか差別化する以外

にありません。その一つの手段が、生産拠点の海外移転となります。労務費あるい
は原材料費の低減が、主な狙いとなるでしょう

 

 

◆4年前より35%円高

 

円高は悪い面ばかりではありません。輸入物価が下がりますので、その分実質所得
を押し上げる効果もあります。2007年7月のドル円終値は、118円56銭でした。前述

8月12日比では、35%も円高ドル安です。ただし、輸入物価や消費者物価の下がり具
合も、程度問題と言えましょう。度が過ぎると、景気の悪化を招きます

 

インフレは、モノの値段が上がり続けることです。逆にデフレは、モノの値段が下
がり続けることです。景気が悪化しモノが売れなくなると、値下げし何とか売上を

確保しようとします。結果として見られるのは、企業業績の悪化です。給与の低下
もあることでしょう。家計が苦しくなり、買い控えが起こります。モノが、ますま

す売れくなりがちです。売れなければ、さらに値段を下げざるを得ません。その分、
企業収益も悪化し、給与低下に拍車を掛けがちです。なおさら、家計は苦しくなり

買い控えが広がります

 

これが、らせん状にデフレが進行していく、デフレスパイラルと呼ばれる減少です。
1990年のバブル経済崩壊後、日本はこのデフレに悩まされてきました。ここからの

脱却が、日本経済の大きな課題です。次の記事が、今朝の新聞にありました

 

 

◆消費者物価の下落続く

 

8月13日(土)の日経新聞朝刊に、消費者物価の記事が紹介されています。総務省が
12日、全国消費者物価指数の基準改定を反映した、今年6月までの指数を公表した記

事です。物価下落は続いており、デフレ脱却は政府・日銀の想定より遠のくだろう
としています。日銀のゼロ金利政策の一段の長期化は、避けられない見通しとの内

容です

 

物価の中身をもう少し詳しく知りたいため、総務省の政府統計の総合窓口から、平
成22(2010)年基準消費者物価指数の全国・月次をCSVでダウンロードし内容を確認

しました。全品目の合計である総合指数は、次のとおりです。途中省略している月
があります。興味のあるかたは、直接ダウンロードして参照お願いします。下に、

URLを紹介しました

 

☆全国・消費者物価指数・月次
      総合 前年同月比

2009年12月 100.0 (-1.7)
2010年01月 100.1 (-1.3)

   06月 101.1 (-0.7)
   12月  99.6 ( 0 )

2011年01月  99.5 (-0.6)
   02月  99.5 (-0.5)

   03月  99.8 (-0.5)
   04月  99.9 (-0.4)

   05月  99.9 (-0.4)
   06月  99.7 (-0.4)→日経新聞では-0.2%と記載

 

総務省 統計局
平成22年基準消費者物価指数 長期時系列データ 品目別価格指数

全国の月次消費者物価指数(長期間は使えないURLだと思います)
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001033702&cycode=0

 

実は、日経の記事にある数字と総務省のデータと食い違いがあります。ここでは、
総務省のデータに基づいた数値を掲載しました。上記の括弧内の数値は、対前年同

月比です。この部分が、日経記事と異なっています。上のURLの中にある中分類・前
年同月比データをダウンロードすると確認できます (∩_∩)

 

 

◆収益力拡大への基盤整備

 

コスト競争力を高めるには、生産拠点を海外に移転する防衛的な方策も考えられま
す。ほかの方策では、前段で少し触れましたが、差別化することも有効です。ブラ

ンド化と呼んだほうが分かりやすいかもしれません。高価格でも、売れるようにす
ることです

 

ブランド化に匹敵する、積極的なもう一つの方策もあります。生産拠点を海外に移
転し、収益を国内に従来より多く環流させる方策です。たまたま、昨日8月12日の朝

TBSラジオを聞いていましたら、小松製作所のどなたかお名前を聞き漏らしたのです
が、同様の見解を発表している旨、ニュース解説でお聞きしました

 

前回No.114では、グローバル化時に必要な全体最適や事業基盤の整備について述べ
ました。グローバル化対応は、国内製造業に否応なしに求められています。生産拠

点を海外に移転すると、儲かるしくみとしてのビジネスモデルの変更をともなうこ
とが多いのも現実です。少なくとも、連結を前提とした全体最適追求を可能とする

ことが欠かせません。ここまでのまとめは、次のとおりです

 

・コスト競争力強化のため、海外に生産拠点を移転する
・他社品との差別化(ブランド化)を図る

・収益の国内環流増大を狙い、生産拠点の海外展開を図る

 

基本は、現実の環境変化を認識することです。単に、従来の延長線上で捉えること
ではありません。円高と東日本大震災が、グローバル化を後押ししています。私ど

もは、事業基盤整備が不十分な企業を少なからず見てきました。また、現に補強す
るお手伝いもしています。今こそ、この基盤強化を図り、グローバル化後にも収益

拡大を確実にすることが必要です。望ましくは、生産拠点を海外移転する前、ある
いは並行した事業基盤強化の取り組みを推奨します。すでに、海外に生産拠点を設

置している場合は、より収益能力拡大に寄与する視点からの事業基盤整備を考えた
いものです。事業基盤とは何を指すのでしょうか。この課題は、次にまとめて紹介

しました。No.114の後段でも述べていますが、ほぼ同様の内容です。事業環境と経
営・事業方針により、取り組み順位と課題には変化が生じます (^▽^)

 

☆事業基盤強化の課題

 

ゝ今後の事業方向の見極め
 ・事業定義の明確化と再設定検討

 ・事業収益源の顕在化
 ・収益源開発の方向性見極め

 ・現状の事業資源の活用度顕在化
ゝ売れるしくみのビジネスモデルへの反映

ゝ収益による全体最適の判断基準整備
ゝ方針・目標達成に向けた事業管理の推進力強化

ゝ技術開発の方向性設定
 ・生産ポリシーの明確化含む

 

個別の課題詳細は、今回省略します m(_ _)m

編集後記

先日8月6日、自転車を買い替えました。プリヂストンサイクルのオルディナS5、フ
レームはTS542(420mm)、変速機がシマノ製24段、車体重量11.9kg(ママチャリだ

と20kgはあります)、色は赤です。説明しづらい赤なので、写真を掲載しました。
クロスバイクに近い種類です。オプションの前かご、泥よけなど取り付け、合計金

額の15%以上割引していただきました (∩_∩)

 

オルディナ S5

           ブリヂストン オルディナ S5

 

No.112の編集後記にも自転車買い替えの検討中だと紹介しました。ここ半年の間に、
スポーツクラブの往復などで3回も警察官から職務質問を受けたからです。人相に問

題があるのかもしれません。と思いましたら、盗難が多く、その確認とのこと。鍵
を交換している自転車は、職務質問の対象みたいです。小生の自転車も後輪の鍵が

壊れ、前輪に付け替えていました。その際、決まって言われるのが「随分古い自転
車ですね」です。本人からすれば「丁寧に乗っていますね」と言って欲しいもので

すが… (^∧^)

 

自転車に貼ってある防犯登録証によれば、今年で17年目となるそうです。自転車の
法定耐用年数は、調べたところ2年でした。随分長持ちしているものです。パンフを

見て驚いたのですが、自転車も進歩しています。まず利用目的を決めないと、選び
ようがないことも分かりました。そこで、買い物かごが取り付けられること、若干

遠乗りができることとし、今回の選択となったわけです (^0^)

 

昨日、中山道(なかせんどう)を北上し、さいたま新都心駅となりのショッピング
センターや映画館があるコクーンまで行ってきました。片道約9kmあります。この日

は20数km走り、スポーツクラブではお風呂だけ入って帰宅しました。やや疲れまし
た。それにしても、今までの自転車とは偉い違いです。何とスピードの出ること。

登り坂も楽です。泳ぎに行こうと思っていたのですが、自転車で十分でした
  (+。+)アチャー

 

今週(8月15日の週)はお盆休みです。17日から数日間、温泉に行く予定です。冒頭
にも書きましたが、来週8月22日はお盆休み明けのため休刊します m(_ _)m

 

 今回頁数は次のとおりです
  232行/校了時点の合計÷53行/頁≒4.37頁

 

最後までお読みいただきありがとうございます m(_ _)m

 

今朝、TBSラジオの女性アナウンサーが、夏風邪を引いてしまったと言ってました。
皆さまも、夏休みのかたが多いのではないでしょうか。くれぐれも、風邪などにと

りつかれないようにしたいものです。
それでは、次回またお会いしましょう (^.^/)))~~~bye!!